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「サウンド・オブ・ミュージック」ファンのあなたへ  2001年11月29日号
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/stoshie/soundofmusic/
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皆さんこんにちは。
今回は、メールマガジンの読者の方からメールをいただきましたので、
後半でご紹介します。読者の方からメールをいただけるとは思って
いませんでしたので、嬉しかったです。


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中学生の頃に見ていたテレビ放送
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私が中学生の頃に、「サウンド・オブ・ミュージック」を熱心に
見ていたのは、テレビ放送されたものでした。当時の私は、英語に特に
興味があるわけでもなく、何度も見ていたうちの8割は主音声の日本語
吹き替えで見ていました。

ただ、このテレビ放送は時間枠の関係でかなりカットされたもの
だったのです。はじめは、カットされていること自体分からなかった
のですが、何回も見ているうちに、トラップ大佐と子供たちの
ブルーベリーのシーンが、昔もっと小さい頃見た時にはあったような気が
するのに、今回はない、と気づいて、初めてカットされていることが
分かったのです。

カットされているシーンはかなりたくさんでした。
映画の最初の空撮シーンはすべてカットで、テレビ放送での最初の
シーンは、マリアが歌い出すところでした。
マリアがトラップ邸に到着してすぐに金箔がはってある部屋に入って
ダンスをするまねをするシーンもカット。

マリアが「私のお気に入り」を歌うシーンでは、子供たちがお気に入りを
次々に言っていきますが、その途中でクルトがくしゃみをして、マリアが
「お大事に」というところで、コマーシャルに入りました。
コマーシャルあけは、トラップ邸の門からマリアと子供たちが出てくる
シーンでした。

あとは、トラップ大佐と子供たちが「サウンド・オブ・ミュージック」を
歌って、その後大佐がマリアに「いてほしい」とお願いして、マリアが
階段をかけのぼって行ったところで、コマーシャルが入って、
コマーシャルあけは、大佐がエーデルワイスを歌うシーンからでした。

それから、ブルーベリーのシーンもカットで、マリアとトラップ大佐の
結婚式シーンもすべてカット。音楽祭の順位発表シーンで「逃げたぞ」
の言葉の後は、もう「すべての山に登れ」の音楽をバックに山を
登っているシーンでした。

この映画は全体で何分の映画か中学生の頃は、知らなかったのですが、
このテレビ放送ではかなりカットされていることが分かったので、それなら
マリアとトラップ大佐が結婚を決めて、それに対して、子供たちが
どのような反応をするのかというシーンがあったらいいのにな、と
思ったものでした。

実際にはないわけですが、中学生の頃は、いろいろと空想しました。
どの部屋で、どのような形で子供たちに発表して、子供たちの反応は
こんな感じかな。ということをたくさんのパターンで考えていました。

原作には、ほんの数行ですが、トラップ大佐とマリアの結婚に対しての
子供たちの反応が書かれています。この部分を読むのが私はとても
好きなのです。

※「サウンド・オブ・ミュージック」Maria von Trapp著 谷口 由美子翻訳 P.133
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894231956/soundofmusic-22/

	


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読者の方からのメールを紹介します
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メールマガジンの読者の安見さんから下記のメールをいただきました。
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この映画が日本で最初に公開されたとき、わたしは中学生でした。
婚約中だった、叔父がデートで見に行ったと聞いたことを印象的に
覚えていますね。

このときは自分で見に行くチャンスがありませんでしたが、なぜか
サウンドトラックのLPを買って、曲を何曲か歌えるようになるほど
聞き込みました。いまも、サウンド・オブ・ミュージック、
エーデルワイス、ドレミ、クライム・エヴリー・マウンテンなど、
ときどき口ずさんでいます。

高校時代、映画狂いの時期に数回見て、のちにビデオも入手して、
家族中好きな作品になっています。
ロバート・ワイズは、前作ウエストサイド物語で成功したオープニングの
スタイルをこの作品にも取り入れて、不思議と違和感なくまとめることに
成功しました。

カメラがアルプスの高い山からふもとの丘に舞い降りて、そこに
マリアの姿を映し出す、あのオープニングがわたしは好きです。
ジュリー・アンドリュースの清潔な庶民性が、見る者をほっとさせますね。

修道院からトラップ邸に向かう「自信をもって」もいい。あの服装、
時代が移ると最新のものに見えたりします。
こどもたちと遊びたおしていて、トラップ大佐に見つかるところも
素敵です。ずぶ濡れのマリア先生のなんて生き生きとして見えること。
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メールをありがとうございます。
マリアがトラップ邸に向かう時に着ていた服は、映画の中では
さんざんひどい、と皆が言っていましたけれど、私も、中学生の
時に見たときも、「そんなにひどいかな。」と思っていましたし、
今見ても、同じ気持ちです。

執事のフランツが、到着したマリアをまじまじと見ていたのも
ひどい服を着ているな。と思っていたからのようですし、その後
トラップ大佐も「着替えた方がいい。」と言うし、続いて
ブリギッタやクルトも「ひどい。」と、言うのですが、私には
そこまでひどく言うほどひどいとは思いませんでした。

私はそんなにおしゃれをする方ではないから、そう感じるのかな
と、思っていました。

でも、「サウンド・オブ・ミュージックの世界」の本を読むと、「
"おさげ髪とひどい服"というのが、次女が初めて家庭教師を
見たときの印象だった。」とありますから、映画ではそれを強調
していたのでしょうね。

※「サウンド・オブ・ミュージックの世界―トラップ一家の歩んだ道」
P.30
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763095048/soundofmusic-22/


今回はこれで終わりです。ここまで読んでいただいて、ありがとう
ございました。次回もよろしくお願いします。



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メールマガジン:「サウンド・オブ・ミュージック」ファンのあなたへ
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著者:Toshie
発行日:2001年11月29日
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